トルコ語 / 文法 / 第42課

「〜だったらなあ」keşke と総合復習

B2・第42課 / 全42課・約7分

この課でできるようになること: keşke で願望や後悔が言える。B1・B2文法の全体も整理して締めくくる。

この課の前に: 第18課「〜した形」第20課「いつもの形」第27課「もし〜なら」第28課「〜しなければ」第36課「もし〜だったら」第40課「大過去・過去未来」

まず意味

日本語の「〜だったらなあ」「〜すればよかった」にあたるのが keşke です。
後ろに置く動詞の形で「今の願望」か「過去への後悔」かが決まり、36課の -sAydI がここでも活躍します。
似た形の40課の大過去・過去未来は、keşke の有無で見分けます。

これだけ先に

今・これからの願望は keşke + -sA(〜だったらなあ)で表します。
もう変えられない過去への後悔は keşke + -sAydI(〜していたらなあ)で表します。
28課の -mAlI + 過去の形 -mAlIydI(〜すべきだった)も後悔の定番です。
keşke の有無で、感情のこもった願望・後悔か、事実の説明かを見分けます。

仕組みを理解する理解

今の願望: keşke + -sA

今・これからの願望は keşke + -sA(〜だったらなあ)で表します。

過去への後悔: keşke + -sAydI

もう変えられない過去への後悔は keşke + -sAydI(〜していたらなあ)で表します。

-mAlIydI =「〜すべきだった」・事実の説明との違い

28課の -mAlI + 過去の形 -mAlIydI も後悔の定番。keşke なしで単独で使えます。
40課の -mIştI・-(y)EcEktI(事実の説明)とは混同しません。keşke は「感情のこもった願望・後悔」を表す点が違います。

活用パターン表

紛らわしい形を1枚で整理します。

意味
keşke + -sAKeşke param olsa!(今)〜だったらなあ
keşke + -sAydIKeşke gelseydin!(あのとき)〜していたらなあ
-mAlIydIÇalışmalıydım.〜すべきだった(後悔)
-mIştI(40課)Tren kalkmıştı.(事実として)〜してしまっていた
-(y)EcEktI(40課)Gelecektim.(事実として)〜するはずだった

例で確かめる

ミニ会話理解
  • A: Geçen yıl Türkiye'ye gittin mi?(ゲチェン・ユル・テュルキイェイェ・ギッティン・ミ)(去年トルコに行った?)
  • B: Hayır, gitmedim. Keşke gitseydim, çok pişmanım.(ハユル・ギトメディム・ケシュケ・ギトセイディム・チョク・ピシュマヌム)(いや、行かなかった。行っていたらなあ、すごく後悔してる)
  • A: Neden gitmedin?(ネデン・ギトメディン)(どうして行かなかったの?)
  • B: Param yoktu. Daha erken biriktirmeliydim.(パラム・ヨクトゥ・ダハ・エルケン・ビリクティルメリイディム)(お金がなかったんだ。もっと早く貯金すべきだった)
よくある間違い理解
  • × 今の願望のつもりで -sAydI を使う → ○ 今・これからの願望は Keşke param olsa!、過去への後悔は Keşke gelseydin!。
  • × keşke を文末に置く → ○ keşke は文の頭に置くのが基本。
  • × çalışmalıydım を「勉強したかった」と訳す → ○ 「勉強すべきだった」。義務の -mAlI + 過去の形。
  • × -mIştI・-(y)EcEktI に keşke を付ける → ○ この2つは keşke なしで事実を述べる形。後悔なら keşke + -sAydI。
  • × Keşke gitsem. と Keşke gitseydim. を同じ意味で使う → ○ 前者は「(これから)行けたらなあ」、後者は「(あのとき)行っていたらなあ」。時間の向きが逆。
深く知る深掘り

B1・B2 総合復習ポイント

仕上げに、まちがえやすい4組を整理します。

  • 「名詞を説明する形」の使い分け: 説明される名詞が動作の主語なら -(y)An、それ以外(目的語など)なら -DIğI + 人称のパーツ(人称接尾辞)。
  • 可能の否定: -(y)Abil(〜できる)の否定は -bil を否定するのではなく、専用の形 -(y)AmA(〜できない)。
  • 「させる形・される形・し合う形・自分に向かう形」: パーツは動詞ごとに決まっている。1語ずつ辞書の見出しとして覚える。
  • 2つの「もし」: ありうる条件は「いつもの形」経由の -irse/-arsa、実際と違う過去は語幹に直接 -sAydI。

3行まとめ

全42課の目次へ

この課の問題を解く(全17問)→

この課をアプリで解く

iPhone・無料ではじめられます