トルコ語 / 文法 / 第36課
この課でできるようになること: 「お金があったら買っていたのに」と、実際とは違う過去を仮定して話せる。
この課の前に: 第2課「母音そろえ・2型」・第6課「人称のパーツ」・第18課「『〜した』の形」・第27課「『もし〜なら』の形」
日本語の「もし〜たら」には、これから起こるかもしれない話と、実際とは違う過去への「たられば」の2種類があります。
トルコ語は前者を27課の -irse/-arsa、後者をこの課の -sAydI で言い分けます。
-sAydI は -sA に「〜だった」idi がくっついた形です。
語幹に直接 -sA を付けます。
その後ろに -ydI を続けると -sAydI になります(gel+seydi→gelseydi)。
前グループの動詞には -seydi、後ろグループには -saydı。「いつもの形」は経由しません。
後半の文にも過去の形(-irdi など)をよく使います。
動詞の語幹(もとの部分)に直接 -sA を付け、その後ろに idi 由来の -ydI を続けます。合わせて -sAydI。「いつもの形」(アオリスト)は経由しません。
前グループ(e, i, ö, ü)の動詞には -seydi、後ろグループ(a, ı, o, u)には -saydı。母音で終わる動詞にもつなぎの音なしでそのまま付きます(bekle→bekleseydi)。
文の後半(「〜したのに」の部分)にも過去の形(-irdi / ArdI など)をよく使います。
人称のパーツ(-m, -n, -k, -nIz など)は -sAydI のさらに後ろに続きます。
gel+seydi+m=gelseydim は「私が来ていたら」という意味です。
語幹の最後の母音で -seydi か -saydı かが決まります(2型調和なので、丸め〈円唇〉は関係ありません)。
| 語幹 | 最後の母音 | グループ | -sAydI形 |
|---|---|---|---|
| gel(ゲル)(来る) | e | 前 | gelseydi(ゲルセイディ) |
| gör(ゴル)(見る) | ö | 前(丸めても関係なし) | görseydi(ゴルセイディ) |
| bekle(ベクレ)(待つ) | e | 前 | bekleseydi(ベクレセイディ) |
| ol(オル)(〜になる) | o | 後ろ(丸めても関係なし) | olsaydı(オルサイドゥ) |
| al(アル)(取る) | a | 後ろ | alsaydı(アルサイドゥ) |
| dur(ドゥル)(止まる) | u | 後ろ(丸めても関係なし) | dursaydı(ドゥルサイドゥ) |
「もし〜だったら」の形(反実仮想)
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