トルコ語 / 文法 / 第36課

「もし〜だったら」-sAydI(反実仮想)

B2・第36課 / 全42課

「もし〜だったら」の形 -sAydI(反実仮想)

この課でできるようになること: 「お金があったら買っていたのに」のように、実際とは違った過去を仮定して、後悔や空想を話せるようになります。

まず日本語で考える

日本語の「もし〜たら」には2種類あります。「明日晴れたら行く」(これから起こるかもしれない)と、「昨日晴れていたら行ったのに」(実際は雨だった=もう変えられない)。トルコ語では前者を27課の -irse/-arsa、後者をこの課の -sAydI で言い分けます。-sAydI は、-sA に「〜です」にあたる部分の過去形 idi(〜だった)がくっついた形です。「たられば」の話は日本語話者もよくしますね。「あのとき勉強していたら」「もっとお金があったら」――トルコ語ではこの「たられば」がまるごと1つのパーツ(接尾辞)で表せるので、慣れると日本語よりもむしろシンプルに感じられるかもしれません。

ルール

① 動詞の語幹(もとの部分)に直接 -sA を付ける。「いつもの形」(アオリスト)は経由しない。
② その後ろに idi 由来の -ydI を続ける。合わせて -sAydI。
③ 母音そろえルール(母音調和): 前グループ(e, i, ö, ü)の動詞には -seydi、後ろグループ(a, ı, o, u)には -saydı。母音で終わる動詞にも緩衝子音なしでそのまま付く(bekle→bekleseydi)。
④ 文の後半(「〜したのに」の部分)にも過去の形(-irdi / -ArdI など)をよく使う。
⑤ 人称のパーツ(人称接尾辞。-m, -n, -k, -nIz など)は -sAydI のさらに後ろに続く(gel+seydi+m=gelseydim「私が来ていたら」)。

活用パターン表

語幹の最後の母音で -seydi か -saydı かが決まります(4型調和ではなく2型調和なので、丸め〈円唇〉は関係ありません)。

語幹最後の母音グループ-sAydI形
gel(来る)egelseydi
gör(見る)ö前(丸めても関係なし)görseydi
bekle(待つ)ebekleseydi
ol(〜になる)o後ろ(丸めても関係なし)olsaydı
al(取る)a後ろalsaydı
dur(止まる)u後ろ(丸めても関係なし)dursaydı

例文

ミニ会話

つまずきポイント

3行まとめ

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