トルコ語 / 文法 / 第41課

「自分」kendi と否定の総整理

B2・第41課 / 全42課・約8分

この課でできるようになること: kendi で「自分で」「彼女自身」と強調できる。否定の3種類も整理できる。

この課の前に: 第6課「人称のパーツ」第9課「『〜を』の形」第10課「『に・で・から』の形」第12課「AのB」第35課「お互いに・自分に向かう形」

まず意味

日本語の「自分」「自分自身」にあたるのが kendi で、人称のパーツを付けて「私自身」「君自身」と誰の話かを示します。
あわせて、名詞・形容詞は değil、動詞は -mA という、これまでの否定の形も一度に整理します。

これだけ先に

kendi に人称のパーツを付けると「〜自身」になります(kendim=私自身、kendin=君自身)。
格を続けるときのつなぎの音は y ではなく n です(kendini=自分自身を)。
否定は、名詞・形容詞は değil、動詞は -mA、「AもBも〜ない」は ne A ne (de) B と使い分けます。

仕組みを理解する理解

kendi + 人称のパーツ =「〜自身」

kendi は「自分」を表す単語で、人称のパーツを付けて「〜自身」を作ります。
kendim(ケンディム)(私自身)/ kendin(ケンディン)(君自身)/ kendisi(ケンディスィ)(彼・彼女自身)/ kendileri(ケンディレリ)(彼ら自身)など
kendi は母音 i(前舌・非円唇)で終わるので、後ろに付く人称のパーツは前舌の形になります。

格が続くときのつなぎの音は n

格のパーツ(「〜を」「〜に」など)を続けるときのつなぎの音は y ではなく n です。
kendini(ケンディニ)(自分自身を)/ kendine(ケンディネ)(自分自身に)/ kendinde(ケンディンデ)(自分自身のところに)/ kendinden(ケンディンデン)(自分自身から)

kendi と再帰態 -In は別物

kendi は35課の「自分に向かう形」(再帰態 -In)とは別物です。-In は動詞に組み込まれたパーツ、kendi は「自分」を指す独立した単語。
Kendini yıkadı.(ケンディニ・ユカドゥ)(彼は自分の体を自分で洗った)のように、同じ文で組み合わせて強調することもできます。

否定のまとめ: değil・-mA・ne...ne(de)

名詞・形容詞文は değil(デーイル)(O öğrenci değil.=彼は学生ではない)。動詞は語幹の後ろ、時制の前に -mA を挟みます(gel-me-di=gelmedi)。
「AもBも〜ない」は ne A ne (de) B。述語は肯定のまま置きます(Ne param ne de vaktim var.=お金も時間もない)。

活用パターン表

人称による変化(母音そろえルールの影響を受けず、いつもこの形):

人称kendi + 人称のパーツ意味
ben(ベン)(私)kendim(ケンディム)私自身
sen(セン)(君)kendin(ケンディン)君自身
o(彼/彼女)kendisi(ケンディスィ)彼・彼女自身
biz(ビズ)(私たち)kendimiz(ケンディミズ)私たち自身
siz(スィズ)(あなたたち)kendiniz(ケンディニズ)あなたたち自身
onlar(オンラル)(彼ら)kendileri(ケンディレリ)彼ら自身

格変化(つなぎの音は常に n):

意味
〜を(対格)kendini(ケンディニ)自分自身を
〜に(与格)kendine(ケンディネ)自分自身に
〜で(位置格)kendinde(ケンディンデ)自分自身のところに
〜から(奪格)kendinden(ケンディンデン)自分自身から

例で確かめる

ミニ会話理解
  • A: Bu hediyeyi kim seçti?(ブ・ヘディイェイ・キム・セチティ)(このプレゼント、誰が選んだの?)
  • B: Kendim seçtim, beğendin mi?(ケンディム・セチティム・ベーエンディン・ミ)(自分で選んだんだ、気に入った?)
  • A: Çok beğendim! Sen kendine hiç hediye almadın mı?(チョク・ベーエンディム・セン・ケンディネ・ヒチ・ヘディイェ・アルマドゥン・ム)(すごく気に入った!君は自分には何もプレゼント買わなかったの?)
  • B: Almadım, ama kendi kendime söz verdim, yakında alacağım.(アルマドゥム・アマ・ケンディ・ケンディメ・ソズ・ヴェルディム・ヤクンダ・アラジャーウム)(買わなかったけど、自分自身に約束したんだ、近いうちに買うって)
よくある間違い理解
  • × kendiyi → ○ kendini : つなぎの音は y ではなく n。
  • × kendisi を「彼ら自身」の意味で使う → ○ kendisi は3人称単数専用。複数は kendileri。
  • × 動詞の否定に değil を使う(Geldi değil.) → ○ 動詞の否定は -mA(gelmedi)。değil は名詞・形容詞専用。
  • × Ne param ne de vaktim yok. → ○ ne...ne(de) 自体が「両方ない」の意味。述語は肯定のまま(...vaktim var)。
  • × kendi と35課の再帰態 -In を同じものだと思う → ○ kendi は独立した「自分」という単語、-In は動詞に組み込まれたパーツ(yıkanmak)。
深く知る深掘り

kendi kendine という決まり文句

kendi kendine で「独学で・誰の力も借りずに」という決まり文句になります。

3行まとめ

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