トルコ語 / 文法 / 第6課

「〜です」の言い方(人称接尾辞)

A1・第6課 / 全42課・約6分

この課でできるようになること: 「私は日本人です」「君は先生です」のような文が、1単語で作れる。

この課の前に: 第3課「母音そろえ・4型」

まず意味

「私は学生です」の「です」にあたる部分。
トルコ語はこれを独立した単語(英語の am / is / are にあたるもの)では言いません。
名詞や、ものの様子を表す語(形容詞)の後ろに、だれの話かを示す人称のパーツ(人称接尾辞)を直接くっつけます。

これだけ先に

「先生+私です」で öğretmenim。これだけで「私は先生です」になります。
まずは覚える人称のパーツの形と、母音は4型ルールでそろえることの2点だけ押さえれば十分です。

仕組みを理解する理解

名詞・形容詞に人称のパーツを付ける

だれの話か(主語)を決め、名詞・形容詞の後ろにその人称のパーツを付けます(母音は4型 I でそろえる)。
単語が母音で終わるときは、母音同士がぶつからないように y を入れます。発音をなめらかにするために挟む音(つなぎの音)です。

o(彼・彼女)は基本パーツなし

o(彼・彼女)にはパーツを何も付けないのが基本です。-DIr を付けると「〜である」という改まった言い方になりますが、日常会話では省略するのがふつうです。
前の課の kaç yaşındasın?(カチ・ヤシュンダスン)(何歳ですか)の -sın も、このパーツの仲間です。

この先の動詞の形にも付く

このパーツは、すでに終わった動作を表す形(過去形)にも、今している動作を表す形(進行形)にも付きます。
過去形は第18課で学びます。
進行形は第17課で学びます。

活用パターン表

人称ごとのパーツを、母音の4パターンで並べます。前グループか後ろグループか(前舌・後舌)と、唇を丸めるかどうか(円唇・非円唇)の組み合わせです。

人称パーツöğretmen(前・非円唇)hasta(後・非円唇)Türk(前・円唇)Japon(後・円唇)
ben(ベン)(私)-(y)Imöğretmenim(オーレトメニム)hastayım(ハスタユム)Türküm(テュルキュム)Japonum(ジャポヌム)
sen(セン)(君)-sInöğretmensin(オーレトメンスィン)hastasın(ハスタスン)Türksün(テュルクスュン)Japonsun(ジャポンスン)
o(彼/彼女)(なし/-DIr)öğretmen(オーレトメン)(dir)hasta(ハスタ)(dır)Türk(テュルク)(tür)Japon(ジャポン)(dur)
biz(ビズ)(私たち)-(y)Izöğretmeniz(オーレトメニズ)hastayız(ハスタユズ)Türküz(テュルキュズ)Japonuz(ジャポヌズ)
siz(スィズ)(あなたたち)-sInIzöğretmensiniz(オーレトメンスィニズ)hastasınız(ハスタスヌズ)Türksünüz(テュルクスュニュズ)Japonsunuz(ジャポンスヌズ)
onlar(オンラル)(彼ら)-lAröğretmenler(オーレトメンレル)(dir)hastalar(ハスタラル)(dır)Türkler(テュルクレル)(dir)Japonlar(ジャポンラル)(dır)

hasta は母音 a で終わるので、hasta + yım と y が入ります。
Türk は最後の母音 ü が前舌・円唇なので üm。
Japon は最後の母音 o が後舌・円唇なので um になります。

例で確かめる

ミニ会話理解
  • A: Sen öğretmen misin?(セン・オーレトメン・ミスィン) — 君は先生ですか。
  • B: Evet, öğretmenim. Sen?(エヴェト・オーレトメニム・セン) — はい、先生です。君は?
  • A: Ben doktorum. Yorgun musun?(ベン・ドクトルム・ヨルグン・ムスン) — 私は医者です。疲れていますか。
  • B: Evet, çok yorgunum.(エヴェト・チョク・ヨルグヌム) — はい、とても疲れています。
よくある間違い理解
  • × hastaım → ○ hastayım : 母音で終わる単語には、つなぎの y を忘れずに。
  • × öğretmenım → ○ öğretmenim : 最後の母音 e は前グループ → i。点なし ı にしない。
  • × 会話で毎回 O öğretmendir. → ○ O öğretmen. : -DIr は書き言葉・改まった場面用。日常会話では付けないのが自然。
  • × Ben Japon. → ○ Ben Japonum. : 「〜です」を出すには人称のパーツが必ずいる。日本語の「私は日本人」の感覚は持ち込まない。

3行まとめ

この課に出てくることば

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