トルコ語 / 文法 / 第9課

「〜を」の形 -(y)ı

A1・第9課 / 全42課・約6分

この課でできるようになること: 「その本を読んでいます」の「〜を」の形が作れる。付ける・付けないの区別もわかる。

この課の前に: 第3課「母音そろえ・4型」

まず意味

日本語の「本【を】読む」の「を」にあたるのが、名詞の後ろに付くパーツ -(y)I です。
母音は4型ルール、母音で終わる単語にはつなぎの y。ここまでは今までの組み合わせです。
新しいのは1点。日本語の「を」と違い、「その本」「あの車」のように特定できるものにだけ付けます。

これだけ先に

動作を受けるもの(目的語)が「その〜」「あの〜」のように特定できるかどうかを考えます。
特定なら -(y)I を付け、特定でない一般的な話なら何も付けません。英語の the/a の感覚に近いです。

仕組みを理解する理解

特定のものに -(y)I を付ける

動作を受けるもの(目的語)が、特定のものかどうかを考えます。
特定とは「その〜」「あの〜」など、話し手も聞き手もどれか分かるものです。
特定なら4型ルールで -ı / -i / -u / -ü を付けます(母音終わりの単語には y を挟む)。特定でない(一般的な話)なら、何も付けずそのままにします。
英語にたとえると、付ける=the が付く感覚、付けない=a が付く感覚です。

p, ç, t, k で終わる語は濁ることがある

p, ç, t, k で終わる2音節以上の単語は、母音で始まるパーツの前で最後の子音が変わることがあります(p→b, ç→c, k→ğ)。詳しくは「音が濁るルール」の課で扱います。

活用パターン表

単語最後の母音判定「〜を」の形備考
ev(エヴ)(家)e前・丸めない→ievi(エヴィ)そのまま
araba(アラバ)(車)a後ろ・丸めない→ıarabayı(アラバユ)母音終わり→y を挟む
göz(ゴズ)(目)ö前・丸める→ügözü(ゴズュ)そのまま
okul(オクル)(学校)u後ろ・丸める→uokulu(オクル)そのまま
kitap(キタプ)(本)a後ろ・丸めない→ıkitabı(キタブ)p→b に変わる
çocuk(チョジュク)(子供)u後ろ・丸める→uçocuğu(チョジューウ)k→ğ に変わる
ne(ネ)(何)e前・丸めない→ineyi(ネイ)母音終わり→y を挟む

例で確かめる

ミニ会話理解

※会話には後の課で学ぶ形も出てきます。今は意味がつかめればOKです。

  • A: Kitap okuyorum.(キタプ・オクヨルム)(本を読んでいます)
  • B: Hangi kitabı?(ハンギ・キタブ)(どの本を?)
  • A: Bu kitabı.(ブ・キタブ)(この本を)
  • B: Bu kitabı biliyorum, çok güzel!(ブ・キタブ・ビリヨルム・チョク・ギュゼル)(この本知ってる、すごくいいよ!)
  • A: Evet, çok seviyorum.(エヴェト・チョク・セヴィヨルム)(うん、大好き)
  • B: Ben de!(ベン・デ)(私も!)
よくある間違い理解
  • × Kitapı okuyorum → ○ Kitabı okuyorum : p, ç, t, k で終わる単語は、パーツが付くと最後の子音が変わる(p → b)。今は「kitap は kitabı になる」と覚えれば十分。
  • × Arabaı görüyorum → ○ Arabayı görüyorum : 母音で終わる単語には、つなぎの y を忘れない。
  • × Evı seviyorum → ○ Evi seviyorum : ev の e は前グループ → i。点なし ı ではない。
  • × çocuku görüyorum → ○ Çocuğu görüyorum : çocuk の k も p と同じ仲間で、母音の前で ğ に変わる。
  • × bu/şu/o が付く名詞に「〜を」の形を付け忘れる → ○ Bu kitabı okuyorum. のように、bu/şu/o が付けばほぼ必ず特定のもの。

3行まとめ

この課に出てくることば

次の課へ 第10課 「に・で・から」の形(与格/位置格/奪格)

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