トルコ語 / 文法 / 第37課

「〜と」の引用 diye・ki(間接話法)

B2・第37課 / 全42課・約7分

この課でできるようになること: 人の発言や考え、うわさを伝えられる。「〜と言った」「聞いたところによると〜」が使える。

この課の前に: 第6課「人称のパーツ」第19課「『これから〜する』の形」第21課「『〜したらしい』形」第25課「〜する人/もの」第26課「私が読んだ本」

まず意味

「『明日来ます』と言った」はそのまま伝える言い方(引用)、「明日来ると言った」はまとめて伝える言い方(間接話法)です。
トルコ語も同じで、引用には diye、間接話法には -DIğI / -(y)AcAğI を使います。
話し言葉は diye、改まった文章は ki と -DIğI が目安です。

これだけ先に

発言そのまま + diye + 動詞(söyledi など)で引用します。
まとめて伝えるときは、動詞を -DIğI(すでに起きた内容)か -(y)AcAğI(これから起きる内容)にします。
「〜を」の形を付けて、söyledi などに続けます。
まずはこの2つの型を区別できれば十分です。

仕組みを理解する理解

そのまま引用: diye

発言そのまま + diye + söyledi(言った)などの動詞で引用します。
diye は日本語の「〜と」にほぼ対応し、引用のかたまりの直後に置きます。心の中で思ったことにも使え、「〜と思って」の意味にもなります。

まとめて伝える: -DIğI・-(y)AcAğI

動詞を -DIğI(すでに起きた内容)/ -(y)AcAğI(これから起きる内容)にして「〜を」の形を付けます。
söyledi・duydum(ドゥイドゥム)(聞いた)・biliyorum(ビリヨルム)(知っている)などに続けます。節の中の主語は「〜の」の形(属格)になることが多いです。

ki と -DIğIma göre

ki は「〜ということ/〜だが」のつなぎ言葉(ペルシア語由来)。後ろには普通の文がそのまま続きます。
duyduğuma göre(ドゥイドゥーウマ・ゴレ)(聞いたところによると)のように使います。-DIğIma göre でうわさや伝え聞きを導くこともできます。

活用パターン表

「〜ということ」の形(-DIğI/-(y)AcAğI + 所有接尾辞)を、gelmek で人称別に並べます。

人称過去・現在の内容 -DIğI未来の内容 -(y)AcAğI
ben(ベン)(私)geldiğim(ゲルディーイム)geleceğim(ゲレジェーイム)
sen(セン)(君)geldiğin(ゲルディーイン)geleceğin(ゲレジェーイン)
o(彼・彼女)geldiği(ゲルディーイ)geleceği(ゲレジェーイ)
biz(ビズ)(私たち)geldiğimiz(ゲルディーイミズ)geleceğimiz(ゲレジェーイミズ)
siz(スィズ)(あなたたち)geldiğiniz(ゲルディーイニズ)geleceğiniz(ゲレジェーイニズ)
onlar(オンラル)(彼ら)geldikleri(ゲルディクレリ)gelecekleri(ゲレジェクレリ)

例で確かめる

ミニ会話理解

A: Ayşe ne dedi?(アイシェ・ネ・デディ)(アイシェは何て言ったの?)
B: "Toplantıya geç kalırım," dedi.(デディ)(「会議に遅れます」と言ってたよ)
A: Peki, bize ne zaman geleceğini biliyor musun?(ペキ・ビゼ・ネ・ザマン・ゲレジェーイニ・ビリヨル・ムスン)(じゃあ、いつ来るか知ってる?)
B: Tam bilmiyorum ama yarım saate kadar geleceğini sanıyorum.(タム・ビルミヨルム・アマ・ヤルム・サアテ・カダル・ゲレジェーイニ・サヌヨルム)(はっきりとは分からないけど、30分以内には来ると思う)
A: Anladım, ona söyle ki burada onu bekliyoruz.(アンラドゥム・オナ・ソイレ・キ・ブラダ・オヌ・ベクリヨルズ)(分かった、ここで待ってるって伝えて)
B: Tamam, hemen söylerim.(タマム・ヘメン・ソイレリム)(オーケー、すぐ伝えるよ)

よくある間違い理解
  • × diye を文の頭に置く → ○ 引用のかたまりの直後: "..." diye söyledi。日本語の「〜と」と同じ位置感覚。
  • × ki の後ろで語順を組み替える → ○ ki の後ろは普通の文のまま(Biliyorum ki sen haklısın)。
  • × 何でも diye で言う → ○ 「来ると言った」のような自然な間接話法は Geleceğini söyledi。diye は引用のなまなましさを残したいときに使う。
  • × 節の中の主語を主格のままにする → ○ 節の主語はしばしば「〜の」の形にする(sınav → sınavın zor olduğunu)。
  • × diye と ki を同じ意味だと思い込む → ○ diye はセリフや心の声を受ける「〜と」、ki は「〜ということ」で文をつなぐ接続詞。役割が違う。
深く知る深掘り

ki のもう1つの使い方

öyle/o kadar と組んで「あまりに〜で…」の意味にもなります。

3行まとめ

この課に出てくることば

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