トルコ語 / 文法 / 第33課

「〜させる形」-t/-Ir/-It/-DIr(使役態)

B2・第33課 / 全42課

「〜させる形」(使役態)

この課でできるようになること: 「読ませる」「笑わせる」のように、だれかに何かをさせる言い方ができるようになります。さらに、「だれに」「何を」させるのかを正しい格(「〜を」か「〜に」か)で言い分けられるようになります。

まず日本語で考える

日本語では「読む→読ませる」「笑う→笑わせる」と、動詞に「(さ)せる」を付ければ必ず「させる」の意味になります。トルコ語も同じ発想で、動詞の後ろにパーツ(接尾辞)を付けて作ります。ただしパーツは1種類ではなく、動詞ごとに -t / -Ir / -It / -DIr のどれが付くかが決まっています。ここが日本語との違いです。もう1つの違いは、「だれにやらせるか」を示す格(「〜を」か「〜に」か)が、もとの動詞の性質によって変わることです。

ルール

① 「〜させる」と言いたい動詞を決める。
② その動詞に決まったパーツ(-t / -Ir / -It / -DIr のどれか)を付ける。どれが付くかは動詞ごとに固定なので、辞書で確認して単語ごと覚える。
③ 「だれにやらせるか」の格は、もとの動詞に目的語(「〜を」の部分)があるかで決まる。
 ・自動詞(目的語なし。例: gülmek 笑う、ağlamak 泣く、uyumak 眠る)→ させられる人は「〜を」の形(対格)。Çocuğu güldürdü.(子供を笑わせた)
 ・他動詞(すでに「〜を」がある。例: okumak 読む、yazmak 書く)→ 「〜を」は元の目的語が使うので、させられる人は「〜に」の形(与格)。Öğrencilere kitap okuttu.(生徒たちに本を読ませた)
④ 使役形にも、時制・人称のパーツ(-DI、-Iyor、-(y)AcAk など)はふつうの動詞と同じように付けられる。okuttu(読ませた)、okutuyor(読ませている)、okutacak(読ませるだろう)。

活用パターン表

「〜させる形」のパーツは動詞ごとに決まっていて規則性が低いため、代表例を単語ごと覚えましょう。

もとの動詞「〜させる形」自動詞/他動詞
oku(読む)okutmak(読ませる/教える)-t 型他動詞
gül(笑う)güldürmek(笑わせる)-DIr 型自動詞
kork(怖がる)korkutmak(怖がらせる)-It 型自動詞
iç(飲む)içirmek(飲ませる)-Ir 型他動詞
ağla(泣く)ağlatmak(泣かせる)-t 型自動詞
yaz(書く)yazdırmak(書かせる)-DIr 型他動詞
uyu(眠る)uyutmak(寝かしつける)-t 型自動詞
koş(走る)koşturmak(走らせる/せかす)-DIr 型自動詞
bit(終わる)bitirmek(終わらせる)-Ir 型自動詞

yazdırmak が -dır なのは、直前の z がにごる音で t もにごり d になるためです。koşturmak が -tur なのは、直前の ş がにごらない音(無声子音)なので t のままだからです。

例文

ミニ会話

つまずきポイント

3行まとめ

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