トルコ語 / 文法 / 第16課
この課でできるようになること: kitap が kitabı になる「最後の音が濁る変化」を、いつ起きるか自分で判断できる。
この課の前に: 第1課「アルファベットと発音」・第3課「母音そろえ・4型」
日本語にも「て+かみ→てがみ」のように、単語がつながると音が濁る現象があります(連濁)。
トルコ語も単語の最後が p, ç, t, k のとき、母音で始まるパーツが付くと最後の音が濁ります。
これを「音が濁るルール(子音交替)」と呼びます。
このあと習う動詞の時制の形は、どれも母音で始まるパーツなので、このルールが土台になります。
最後が p, ç, t, k の語に、母音で始まるパーツが続くと濁ります(p→b, ç→c, k→ğ)。
子音で始まるパーツの前や、1音節の語は濁りません。
まずは kitap→kitabı のような2音節以上の語から覚えれば十分です。例外は後で開けば十分です。
単語の最後が p, ç, t, k で、次に付くパーツが母音で始まり、単語が2音節以上なら濁ります。子音で始まるパーツの前と、1音節の単語は原則濁りません。
k が n の直後にあるときだけ、ğ ではなく g になります(renk → rengi)。
| 最後の音 | 濁ると | 例 |
|---|---|---|
| p | b | kitap(キタプ) → kitabı(その本を) |
| ç | c | ağaç(アーアチ) → ağacı(その木を) |
| k | ğ | ekmek(エクメク) → ekmeği(そのパンを) |
| t | d(単語ごとに暗記) | kanat → kanadı(カナドゥ)(その羽を)/ devlet → devleti(デヴレティ)(国家を。濁らない) |
音節の数と、単語ごとの例外があるかどうかで、4パターンに整理できます。
| パターン | 代表語 | 母音のパーツが付くと | 見分け方 |
|---|---|---|---|
| 2音節以上・規則的に濁る | sokak(ソカク)(通り) | sokağı(ソカーウ)(その通りを) | 最も多いパターン。まずはこれを基本形として覚える |
| 1音節・例外的に濁る | kap(カプ)(容器) | kabı(カブ)(その容器を) | 少数の暗記リスト(kap, kalp, cep, dip, gök, çok, uç, yurt, kurt, tat, dört, renk) |
| 1音節・濁らない(原則通り) | at(アト)(馬) | atı(アトゥ)(その馬を) | 1音節は基本的にこちらが多数派 |
| 2音節以上・例外的に濁らない | hukuk(フクク)(法律) | hukuku(フクク)(法律を) | 借用語に多い少数派。出会うたびに単語ごと覚える |
この後は動詞の時制を第17課「今〜している」の形・第18課「〜した」の形・第19課「これから〜する」の形の順で習います。どれもこのルールが前提になります。
音が濁るルール(子音交替)
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