トルコ語 / 文法 / 第32課

「〜していた・よく〜したものだ」-yordu・-ırdı

B1・第32課 / 全42課・約7分

この課でできるようになること: 「あの時、雨が降っていた」と「子供のころ、よく公園で遊んだものだ」を言い分けられる。

この課の前に: 第6課「〜です」第17課「今している形」第18課「〜した」第20課「いつもの形」

まず意味

日本語の「〜していた」には2つの意味が隠れています。進行中を表す「あの時ちょうど〜していた」の言い方は過去進行形です。
習慣を表す「よく〜したものだ」の言い方は過去習慣形です。トルコ語はこの2つを別の形で区別します。

これだけ先に

過去進行形は 現在進行形(-Iyor)+ 過去のパーツ -DI で、必ず -yordu になります(geliyordu)。過去習慣形は いつもの形・アオリスト(-Ir/-Ar)+ 過去のパーツ -DI で、母音にそろえて dı/di/du/dü に変わります(gelirdi, okurdu)。あの瞬間の進行か、繰り返した習慣かで選びます。

仕組みを理解する理解

過去進行形 -Iyordu =「あの時ちょうど〜していた」

「あの時ちょうど〜していた」の言い方が過去進行形です。
現在進行形 -Iyor(既習)+ 過去のパーツ -DI、の組み合わせです。
-yor の後ろはいつも o の仲間(後ろグループ・唇を丸める音)なので、続く -DI は "du" に固定されます。

過去習慣形 -Irdı =「昔よく〜したものだ」

いつもの形(アオリスト -Ir/-Ar、既習)+ 過去のパーツ -DI、の組み合わせです。アオリストの最後の母音にそろえて dı/di/du/dü になります。

使い分け

「あの瞬間まさにしていた」なら -Iyordu、「昔はいつも〜した」なら -Irdı。日本語ではどちらも「〜していた」と訳せますが、-Irdı は習慣・状態の意味合いが強くなります。

否定形

gel + mi + yordu = gelmiyordu(ゲルミヨルドゥ)(-yor の前で否定の -mA が狭い母音に変わる)。
gel + mez + di = gelmezdi(ゲルメズディ)(アオリストの否定 -mAz に -di を足す)。

活用パターン表

動詞現在進行(既習)過去進行 -Iyorduいつもの形アオリスト(既習)過去習慣 -Irdı
gel(ゲル)(来る)geliyor(ゲリヨル)geliyordu(ゲリヨルドゥ)gelir(ゲリル)(例外動詞)gelirdi(ゲリルディ)
oku(オク)(読む)okuyor(オクヨル)okuyordu(オクヨルドゥ)okur(オクル)okurdu(オクルドゥ)
yap(ヤプ)(する)yapıyor(ヤプヨル)yapıyordu(ヤプヨルドゥ)yapar(ヤパル)yapardı(ヤパルドゥ)
yaşa(ヤシャ)(暮らす)yaşıyor(ヤシュヨル)yaşıyordu(ヤシュヨルドゥ)yaşar(ヤシャル)yaşardı(ヤシャルドゥ)
(イチ)(飲む)içiyor(イチヨル)içiyordu(イチヨルドゥ)içer(イチェル)içerdi(イチェルディ)

※ 過去進行はどの動詞でも必ず -yordu(du 固定)。過去習慣はアオリストの母音にそろえて dı/di/du/dü が変わる。

例で確かめる

ミニ会話理解
  • A: Sen küçükken nerede yaşıyordun?(セン・キュチュッケン・ネレデ・ヤシュヨルドゥン)(君は小さい頃、どこに住んでいたの?)
  • B: İzmir'de yaşıyordum. Her gün denize giderdik.(イズミルデ・ヤシュヨルドゥム・ヘル・ギュン・デニゼ・ギデルディク)(イズミルに住んでいたよ。毎日海に行ったものだ)
  • A: Ne kadar güzelmiş! Ben de çocukken sık sık dedemle balık tutardım.(ネ・カダル・ギュゼルミシュ・ベン・デ・チョジュッケン・スク・スク・デデムレ・バルク・トゥタルドゥム)(それはいいね!私も子供の頃、よく祖父と釣りをしたものだよ)
  • B: Şimdi de yapıyor musun?(シムディ・デ・ヤプヨル・ムスン)(今もやっているの?)
よくある間違い理解
  • × geliyordı / geliyordü → ○ geliyordu : -yor の後ろはいつも du 固定(o は後ろグループ×唇を丸める音のため)。
  • × gelirdı → ○ gelirdi : gelir の最後の母音 i は前グループなので di(ディ)(gel は例外動詞でアオリストが gelir になる点もあわせて確認)。
  • × Dün saat 3'te yağmur yağardı(特定の瞬間なのに -Irdı) → ○ yağıyordu : 瞬間の進行は -Iyordu、繰り返しの習慣は -Irdı。
  • × gelmeyordu → ○ gelmiyordu : -yor の前の否定 -mA は狭い母音(ı/i/u/ü)に変わる。

3行まとめ

この課に出てくることば

次の課へ 第33課 「〜させる形」-t/-Ir/-It/-DIr(使役態)

この課の問題を解く(全17問)→

全42課の目次へ

この課をアプリで解く

iPhone・無料ではじめられます