トルコ語 / 文法 / 第31課

「〜のとき/前に/後で」の形(-ken ほか)

B1・第31課 / 全42課・約7分

この課でできるようになること: 2つの動作の時間関係を1つの文で言える。「〜して」「〜しながら」もあわせて使える。

この課の前に: 第11課「〜したい/〜しよう」第18課「〜した」第20課「いつもの形」第30課「動詞を名詞にする形」

まず意味

日本語は動詞に「〜とき」「〜する前に」「〜した後で」を続けて、2つの動作の関係を表せます。トルコ語も同じ発想・同じ語順です。こうした文をつなぐ動詞の形(副動詞)のうち、よく使う5つをこの課で覚えます。

これだけ先に

「〜のとき」-(y)ken、「〜した後で」-DIktAn sonra、「〜する前に」-mAdAn önce、「〜して」-(y)Ip、「〜しながら」-(y)ArAk の5つです。日本語の「とき/後で/前に/して/ながら」がそのまま対応するので、意味から形を選べます。

仕組みを理解する理解

-(y)ken =「〜のとき・〜している間」

名詞や活用形の後ろにそのまま付き、母音そろえルール(母音調和)の影響を受けずいつも -ken のままです。
母音の後はつなぎの音 y を挟みます(öğrenci + y + ken)。
例: gelirken(ゲリルケン)(来ているとき)、okurken(オクルケン)(読んでいる間)

-DIktAn sonra =「〜した後で」

-DIk(名詞化)+「〜から」の形(奪格)+ sonra(後)、の組み合わせです。
語幹の最後が p, ç, t, k などの無声子音なら d が t になります(yaptıktan)。

-mAdAn önce =「〜する前に」

否定の -mA +「〜から」の形 + önce(前)、の組み合わせです。2型の母音そろえルールで madan/meden が決まります。

-(y)Ip =「〜して、そして」

動作を時間順につなげる形です。主語が同じ複数の動作を1つの文にまとめられます。時制・人称は最後の動詞だけに付けます。

-(y)ArAk =「〜しながら・〜することによって」

手段・様態を添える形です。「どうやって〜するか」を説明します。2型の母音そろえルールで arak/erek が決まります。

活用パターン表

動詞(語幹)-DIktAn sonra-mAdAn önce-(y)Ip-(y)ArAk
gel(ゲル)(来る)geldikten sonra(ゲルディクテン・ソンラ)gelmeden önce(ゲルメデン・オンジェ)gelip(ゲリプ)gelerek(ゲレレク)
oku(オク)(読む)okuduktan sonra(オクドゥクタン・ソンラ)okumadan önce(オクマダン・オンジェ)okuyup(オクユプ)okuyarak(オクヤラク)
yap(ヤプ)(する)yaptıktan sonra(ヤプトゥクタン・ソンラ)yapmadan önce(ヤプマダン・オンジェ)yapıp(ヤププ)yaparak(ヤパラク)
(イチ)(飲む)içtikten sonra(イチティクテン・ソンラ)içmeden önce(イチメデン・オンジェ)içip(イチプ)içerek(イチェレク)
başla(バシュラ)(始める)başladıktan sonra(バシュラドゥクタン・ソンラ)başlamadan önce(バシュラマダン・オンジェ)başlayıp(バシュラユプ)başlayarak(バシュラヤラク)

例で確かめる

ミニ会話理解
  • A: Yarın ne yapacaksın?(ヤルン・ネ・ヤパジャクスン)(明日は何をするの?)
  • B: Ödevimi bitirdikten sonra arkadaşlarımla buluşacağım.(オデヴィミ・ビティルディクテン・ソンラ・アルカダシュラルムラ・ブルシャジャーウム)(宿題を終えた後で、友達と会うつもりだよ)
  • A: Peki, evden çıkmadan önce bana haber ver.(ペキ・エヴデン・チュクマダン・オンジェ・バナ・ハベル・ヴェル)(じゃあ、家を出る前に教えてね)
  • B: Tamam, hazır olup seni ararım.(タマム・ハズル・オルプ・セニ・アラルム)(わかった、準備ができたら電話するね)
よくある間違い理解
  • × gelmedan önce → ○ gelmeden önce : gel の e は前グループ(e, i, ö, ü)なので meden。
  • × geldıkten → ○ geldikten : 前グループの語幹には i(点あり)。ı と i は別の文字。
  • × gelmeden sonra(ゲルメデン・ソンラ)(「来た後で」のつもり) → ○ geldikten sonra : -mAdAn は önce とセット、-DIktAn は sonra とセット。
  • × 全部の動詞に時制を付ける(Okudum ve verdim) → ○ -(y)Ip でつなぐ文は最後の動詞だけに時制・人称を付ければ十分。
深く知る深掘り

-(y)ken は活用形の後ろにも付く

-(y)ken は上の4つと違い、アオリストや進行形の活用語尾の後ろに付きます: yapıyorken(ヤプヨルケン)(している最中)。

3行まとめ

この課に出てくることば

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