「〜ですか?」を作る mı/mi/mu/mü
この課でできるようになること: 「はい/いいえ」で答えられる疑問文が作れるようになる。人称接尾辞と組み合わせた形も、質問の焦点をずらす言い方もわかる。
まず日本語で考える
日本語では文の最後に「か?」を付ければ疑問文になりますね(「先生です」→「先生です【か】?」)。トルコ語もそっくりで、たずねたい言葉の後ろに疑問のパーツ mI を置くだけです。ただし日本語と違う点が2つあります。①mI の母音は4型ルールでそろえるので、mı / mi / mu / mü の4択になること。②スペースを空けて別の単語として書く(分かち書き)ことです。
さらにもう1つ、日本語にはない便利な性質があります。mI は文の最後に固定されているわけではなく、「たずねたい言葉」のすぐ後ろに置かれます。つまり、mI をどこに置くかで「一番知りたいのはどの部分か」という質問の焦点が変わるのです。この課ではまず基本の位置(文末近くの述語の後ろ)をしっかり固め、最後に焦点をずらす応用にも触れます。
ルール
①たずねたい言葉の直後に mI を置く
②mI の母音は、直前の単語の最後の母音に4型ルールで合わせる(mı / mi / mu / mü の4択)
③書くときは必ずスペースで区切る(読むときはひとつながりに発音する)
④「あなたは〜ですか?」のような文では、人称接尾辞は mI のさらに後ろに付く(hasta mı + sın → Hasta mısın?)
⑤mI は「たずねたい言葉」の直後に来る。位置を変えると質問の焦点が変わる(誰が/何が、を強調できる)
活用パターン表
mI 自体の4択パターンは、直前の単語の最後の母音だけで決まります。
| 最後の母音 | グループ | mI の形 | 例 |
|---|
| e, i | 前・丸めない | mi | öğretmen mi? |
| ö, ü | 前・丸める | mü | Türk mü? |
| a, ı | 後ろ・丸めない | mı | hasta mı? |
| o, u | 後ろ・丸める | mu | okul mu? |
さらに mI の後ろに人称接尾辞を続けると、全人称の疑問文が作れます(hasta で確認)。
| 人称 | パーツ | 形 |
|---|
| ben(私) | mı+yım | Hasta mıyım? |
| sen(君) | mı+sın | Hasta mısın? |
| o(彼/彼女) | mı | Hasta mı? |
| biz(私たち) | mı+yız | Hasta mıyız? |
| siz(あなた方) | mı+sınız | Hasta mısınız? |
| onlar(彼ら) | lar+mı | Hastalar mı? |
onlar だけは複数のパーツ -lAr を名詞側に先に付け、その後ろに mı を置く形になります。
例文
- Hasta mısın?(あなたは病気ですか)
- Öğretmen misin?(君は先生ですか)
- Türk müsün?(あなたはトルコ人ですか)
- Japon musun?(あなたは日本人ですか)← Japon の最後の母音 o は後ろ・丸める → mu
- Öğrenci misin?(君は学生ですか)← öğrenci の i は前・丸めない → mi
- Ev mi?(家ですか)
- Okul mu?(学校ですか)
- O hasta mı?(彼/彼女は病気ですか)
- Onlar öğretmenler mi?(彼らは先生たちですか)← 複数形 -lAr の後ろに mı が来る語順
- Biz öğrenciler miyiz?(私たちは学生でしょうか)← mI+人称の組み合わせ
- Siz Türk müsünüz?(あなた方はトルコ人ですか)
- Araba mı?(車ですか)
- Çay mı?(お茶ですか)
- Sen mi hastasın?(病気なのは君なの?)← mI の位置を hasta の前の sen に移すと「病気な人=君なのか」を強調する質問になる
- Evet, hastayım.(はい、私は病気です)← Evet(はい)/ Hayır(いいえ)で答える
ミニ会話
※会話には後の課で学ぶ形も出てきます。今は意味がつかめればOKです。
- A: Merhaba! Öğrenci misin?(こんにちは!学生ですか?)
- B: Evet, öğrenciyim. Ya sen?(はい、学生です。あなたは?)
- A: Hayır, öğretmenim. Türk müsün?(いいえ、私は先生です。トルコ人ですか?)
- B: Evet, Türküm. Sen Japon musun?(はい、トルコ人です。あなたは日本人ですか?)
- A: Evet, Japonum.(はい、日本人です)
- B: Memnun oldum!(お会いできて嬉しいです!)
つまずきポイント
- × öğretmenmisin → ○ öğretmen misin : mI は必ずスペースで切り離して書く。くっつけて書くのは誤り。
- × Hasta misin? → ○ Hasta mısın? : hasta の a は後ろグループ。mi ではなく mı(点なし)。
- × Türk mısın? → ○ Türk müsün? : ü は前・丸める → mü。後ろに付く人称接尾辞の母音も一緒に変わる(sın → sün)。
- × mI はいつも文の一番最後だと思い込む → ○ mI は「たずねたい言葉」のすぐ後ろに置く。位置がずれると焦点(何を一番知りたいか)が変わる。
- × Öğretmen mi? だけで「君は先生ですか」のつもりになる → ○ 「君は」まで言いたいときは mi の後ろに人称接尾辞 -sin を続ける(Öğretmen misin?)。
3行まとめ
- 「はい/いいえ」の疑問文は、たずねたい言葉の後ろに mI を置くだけ。mI の母音は4型ルールで mı / mi / mu / mü の4択。
- 「あなたは〜ですか」のように人称を言うときは、mI のさらに後ろに人称接尾辞を続ける(Hasta mısın?)。
- mI は「たずねたい言葉」の直後に来る。書くときは必ずスペースを空け、答えは Evet / Hayır。