第2課 / 32課 A1

主語代名詞とêtre(je suis〜/c'est〜)

主語代名詞とêtre(je suis〜/c'est〜)

この課でできるようになること: 「私は〜です」「これは〜です」のような文が作れるようになる。フランス語の主語代名詞9つと、être(英語のbe動詞にあたる語)の現在形が言えるようになる。あわせて、「私の〜」を表す所有形容詞、「私(だ)」のように強調する強勢形代名詞、そして C'est と Il est の使い分けも深く理解する。

まず日本語で考える

日本語の「私は学生です」の「です」にあたる部分は、フランス語では英語の am/is/are と同じように、être という独立した動詞が主語ごとに形を変えて働きます。日本語の「です」は形が変わりませんが、フランス語では主語(だれの話か)によって être の形がまったく違う単語のように見えるほど変化します。まずはこの変化を丸ごと覚えるのが最初の一歩です。

ルール

① フランス語の主語代名詞は9つ。

代名詞意味
je私は
tu君は(親しい相手)
il彼は/それは(男性名詞)
elle彼女は/それは(女性名詞)
on私たちは(くだけた言い方)/人は一般
nous私たちは(改まった言い方)
vousあなたは/あなた方は(丁寧・複数)
ils彼らは(男性のみ、または男女混合)
elles彼女らは(全員女性)

② être(「〜です」の形)の現在形は次のように変化する(不規則動詞なので形ごと覚える)。

主語être の形
jesuis
tues
il / elle / onest
noussommes
vousêtes
ils / ellessont

③ je の後ろが母音で始まる語のときは「j'」とつながる(エリジオン)。ただし suis は子音の s で始まるので、je suis はそのまま2語で書く。
C'est(セ)は「ce(これ・それ)+ est」が縮まった、人やものを紹介するときの決まり文句。「これは〜です」「〜さんです」と、名詞の前に置くだけで使える便利な形。

例文

ここがポイント

補強:所有形容詞(mon/ma/mes 系)— 「私の〜」の言い方

所有形容詞は英語の my/your/his/her にあたるが、フランス語では「持ち主」の性ではなく「持たれるもの(名詞)」の性・数に一致する。ここが英語話者・日本語話者ともに間違えやすい最大のポイント。

持ち主男性単数名詞の前女性単数名詞の前(子音)女性単数名詞の前(母音・無音h)複数名詞の前
je(私の)monmamonmes
tu(君の)tontatontes
il/elle(彼の/彼女の)sonsasonses
nous(私たちの)notrenotrenotrenos
vous(あなた方の)votrevotrevotrevos
ils/elles(彼らの)leurleurleurleurs

例文:

補強:強勢形代名詞(moi/toi 系)

主語代名詞(je, tu…)とは別に、強調するとき・前置詞の後ろ・単独で答えるときに使う特別な形がある。

主語代名詞強勢形
jemoi
tutoi
illui
elleelle
nousnous
vousvous
ilseux
elleselles

elle・nous・vous・elles は主語のときと同じ形。moi/toi/lui/eux の4つだけ形が変わる点に注意。

例文:

補強:C'est と Il est / Elle est の使い分け

どちらも「〜です」と訳せるが、後ろに続く形で使い分ける。

例文:

よくある間違い

ミニ会話(家族写真を見せる)

場面: クラスメートの Lucas(リュカ)が Emma(エマ)に家族写真を見せている。

3行まとめ

この課を3問だけ

「君は(学生)です」の tu の形を選んでください。

「私たちは(友達)です」の nous の形を選んでください。

「彼らは(満足)です」の ils の形を選んでください。

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