第24課 / 32課 B1
譲歩・対立の接続詞(bien que・pourtant・alors que)
譲歩・対立の接続詞(bien que・pourtant・alors que)
この課でできるようになること: bien que(+接続法)・pourtant・alors que/tandis que・malgré・même siを使い分けて、「〜だけれども」「それなのに」という譲歩や対立の文が作れるようになる。
まず日本語で考える
日本語の「〜だけど」「それなのに」「〜にもかかわらず」に対応する言い方はフランス語にいくつもありますが、文法的な形(接続法を使うか、名詞につくか文につくか)で使い分けます。この課では代表的な5つを整理します。
ルール
① bien que + 接続法(〜だけれども): 2つの節(主語+動詞)をつなぐ。前の課で習った接続法をここで使う。
Bien qu'il pleuve, nous sortons.(雨が降っているけれども、私たちは出かける)
② pourtant(それなのに/でも): 独立した副詞。前の文を受けて、後ろの文の頭(または動詞の後ろ)に置く。2つの節を1文につなぐ接続詞ではない。
Il pleut. Pourtant, nous sortons.(雨が降っている。それなのに、私たちは出かける)
③ alors que / tandis que(〜なのに/一方で): 対比を表す。接続法は使わず直説法のまま。
Il travaille alors que ses amis se reposent.(友達が休んでいるのに、彼は働いている)
④ malgré + 名詞(〜にもかかわらず): 節ではなく名詞(句)につく。
Malgré la pluie, nous sortons.(雨にもかかわらず、私たちは出かける)
⑤ même si + 直説法(たとえ〜でも): 仮定の譲歩。接続法は使わない。
Même s'il pleut, nous sortons.(たとえ雨が降っても、私たちは出かける)
表現比較表
| 表現 | 意味 | 続く形 |
|---|---|---|
| bien que | 〜だけれども | 接続法(2つの節をつなぐ) |
| pourtant | それなのに/でも | 独立した副詞(文を分ける) |
| alors que / tandis que | 〜なのに/一方で | 直説法(2つの節をつなぐ) |
| malgré | 〜にもかかわらず | 名詞(句) |
| même si | たとえ〜でも | 直説法(2つの節をつなぐ) |
例文
- Bien qu'il pleuve, nous sortons.(ビヤン・キル・プルーヴ、ヌ・ソルトン)— 雨が降っているけれども、私たちは出かける
- Il pleut. Pourtant, nous sortons.(イル・プルー。プルタン、ヌ・ソルトン)— 雨が降っている。それなのに、私たちは出かける
- Il travaille alors que ses amis se reposent.(イル・トラヴァイユ・アロール・ク・セザミ・ス・ルポーズ)— 友達が休んでいるのに、彼は働いている
- Malgré la pluie, nous sortons.(マルグレ・ラ・プリュイ、ヌ・ソルトン)— 雨にもかかわらず、私たちは出かける
- Même s'il pleut, nous sortons.(メーム・シル・プルー、ヌ・ソルトン)— たとえ雨が降っても、私たちは出かける
- Bien qu'elle soit fatiguée, elle continue à travailler.(ビヤン・ケル・ソワ・ファティゲ、エル・コンティニュ・ア・トラヴァイユ)— 疲れているけれども、彼女は働き続ける
- Tandis que je travaille, il regarde la télévision.(タンディ・ク・ジュ・トラヴァイユ、イル・ルギャルド・ラ・テレヴィジオン)— 私が働いている一方で、彼はテレビを見ている
- Malgré son jeune âge, il est très responsable.(マルグレ・ソン・ジューヌ・アージュ、イレ・トレ・レスポンサーブル)— 彼は若いにもかかわらず、とても責任感がある
- Même si je suis fatigué, je vais à la réunion.(メーム・シ・ジュ・スュイ・ファティゲ、ジュ・ヴェ・ア・ラ・レユニオン)— たとえ疲れていても、会議に行く
- Elle a réussi malgré les difficultés.(エラ・レユシ・マルグレ・レ・ディフィキュルテ)— 彼女は困難にもかかわらず成功した
- Il fait froid. Pourtant, il ne porte pas de manteau.(イル・フェ・フロワ。プルタン、イル・ヌ・ポルト・パ・ドゥ・マントー)— 寒い。それなのに、彼はコートを着ていない
- Bien que nous soyons amis, nous ne sommes pas toujours d'accord.(ビヤン・ク・ヌ・ソワイヨン・ザミ、ヌ・ヌ・ソム・パ・トゥジュール・ダコール)— 私たちは友達だけれども、いつも意見が一致するわけではない
- Il continue malgré la douleur.(イル・コンティニュ・マルグレ・ラ・ドゥルール)— 彼は痛みにもかかわらず続ける
ミニ会話(場面: 悪天候の中、出かけるかどうか話している友人同士)
- A: Il pleut des cordes ! Tu sors quand même ?(イル・プルー・デ・コルド!テュ・ソール・カン・メーム)— 土砂降りだよ!それでも出かけるの?
- B: Oui, bien qu'il pleuve, j'ai rendez-vous avec des amis.(ウィ、ビヤン・キル・プルーヴ、ジェ・ランデヴー・アヴェック・デザミ)— うん、雨が降っているけど、友達と約束があるんだ
- A: Tu es courageux. Moi, je reste à la maison malgré l'ennui.(テュ・エ・クラジュー。モワ、ジュ・レスト・ア・ラ・メゾン・マルグレ・ランニュイ)— 勇気があるね。私は退屈だけど家にいるよ
- B: Chacun son choix ! À plus tard.(シャカン・ソン・ショワ!ア・プリュ・タール)— 人それぞれだね!また後で
ここがポイント
- このグループの中で接続法を要求するのはbien queだけ。alors que/même si/malgréは直説法(またはそもそも節を作らない)。
- pourtantは接続詞ではなく副詞。2つの節を1つの文に直接つなぐことはできず、文を分けて使う。
- malgréの後ろは名詞(句)。節(主語+動詞)を続けたいときはbien queを使う。
よくある間違い
- × Bien qu'il pleut, nous sortons.(bien queの後を直説法のままにしてしまう)→ ○ Bien qu'il pleuve, nous sortons.(bien queは必ず接続法)
- × malgré qu'il pleuve(malgréの後にque節を続けてしまう)→ ○ Malgré la pluie(名詞をそのまま続ける。節にしたいときはbien queを使う)
- × Il pleut pourtant nous sortons.(pourtantを接続詞のように2つの節の間に置いてしまう)→ ○ Il pleut. Pourtant, nous sortons.(文を分けるか、セミコロンで区切る)
- × Bien que elle soit fatiguée.(queのエリジオンを忘れる)→ ○ Bien qu'elle soit fatiguée.(queはelleの前でエリジオンしてqu'elleになる)
3行まとめ
- bien que+接続法(このグループで接続法を使うのはこれだけ)。
- pourtant=副詞(文と文をつなぐ接続詞ではない)。alors que/même siは直説法のまま。
- malgréの後ろは名詞(句)。節にしたいならbien queを使う。
この課を3問だけ
「雨が降っているけれども、私たちは出かける」の正しい文は?
bien queの後は必ず接続法。pleuvoirの接続法現在ilの形はpleuveです。
malgréの後ろに続けるのは?
malgréは前置詞なので後ろは名詞(句)。節を続けたいときはbien queを使います。
接続法を要求するのはどれですか?
この4つの中で接続法を要求するのはbien queだけです。alors que/même siは直説法のまま、pourtantは副詞です。
{correct} / {total} 問正解
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