第47課 / 49課 B2

冠詞の使い分け上級

この課でできるようになること

まず意味

日本語に冠詞はありませんが、英語のtheは「相手も、どれのことか分かっているはず」という共有知識のサインです。a/anは「どれでもいい1つ」を表します。

これだけ先に

theは、話にすでに出た・状況から明らか・世界に1つしかない、という3つの共有知識の場面で使います。school・hospitalは本来の目的で使うと冠詞を付けない形(無冠詞)になります。

場面例理由
すでに話に出たI bought a book. The book was expensive.前の文でaを使って出したので特定できる
状況から明らかCan you close the door?目の前にあるドアは1つしかない
世界に1つしかないthe sun, the moon, the internet唯一のものなので誰でも同じものを思い浮かべる

仕組みを理解する

the/a/無冠詞の選び方は、聞き手が同じものを思い浮かべられるかどうかで決まります。school・hospitalは本来の目的(勉強・治療)で使うときは無冠詞、建物そのものを指すときはtheを付けます。種類全体を指す言い方(総称)には2つの形があります。2つ以上を表す形第3課で正式に学ぶ+無冠詞(Dogs are loyal animals.)、または1人・1つ第3課で正式に学ぶ形+the(The piano is a difficult instrument.)です。どちらも「その1つ」ではなく「その種類全部」を指す点が共通です。

例で確かめる

よくある間違い

深く知る

ほかにもこんな例があります。

  • We visited the hospital to see a friend who works there. — そこで働く友人に会いにその病院を訪ねました
  • The smartphone has changed the way we communicate. — スマートフォンは私たちのコミュニケーションの仕方を変えました

無冠詞とtheで意味が変わる名詞を、もう一組見てみましょう。

無冠詞(本来の目的)the付き(建物として)
go to school(勉強しに行く)go to the school(建物として学校へ行く)
in hospital(入院中)in the hospital(病院の建物の中に)

場面: YumiとTomが友人のお見舞いについて話している。

  • Yumi : Did you hear that Sam is in hospital? — Samが入院してるって聞いた?
  • Tom : Yes, I'm going to visit the hospital this afternoon. — うん、今日の午後その病院に行くつもりだよ
  • Yumi : Can you tell him I'll call him tonight? — 今夜電話するって伝えてもらえる?
  • Tom : Sure. Could you also close the window before you leave? — もちろん。出る前に窓も閉めてもらえる?

3行まとめ

この課を3問だけ

I found a wallet on the street. ___ wallet had no money in it.(通りで財布を見つけた。その財布にはお金が入っていなかった)

Could you close ___ door before you go? It's freezing.(出る前にドアを閉めてもらえますか。凍えそうです)

___ moon affects the tides in the ocean.(月は海の潮の満ち引きに影響する)

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